水はけの悪い圃場の調査

水がいつまでも捌けない田圃の地下はどうなっているのか?調査してみました。

調査圃場は根が9センチ程下に伸びている状態でした。

 

上から15センチはロータリー耕運を行っているせいか、稲藁がありましたがこの稲藁は昨年の稲藁と思われます。石灰類は散布してないそうなので、腐らずに残っているんでしょうね。

その下は粘土層になっており、ロータリーと粘土の境界あたりから水がどんどん湧き出てきました。

 

更に掘り進め上から約40センチあたりまで来たところで、水が地面に浸透していきました。どうやら圧密な下層土(粘土層)を突き破ったようです。

今回の調査で圧密な下層土(粘土層)は約25センチありましたのでスタブルカルチでは歯が立ちませんが、サブソイラを使えば比較的容易に貫通することができます。

https://www.sugano-net.co.jp/_pack/pdf/products2018/subsoiler/products_ssoiler_lineup.pdf

干拓地等元々の地盤により不可能な場合もありますが土づくりの第一歩として有効な手段ではないでしょうか。

資材費は高騰すれど販売価格が頭打ちな現在、土づくりを見直し販売価格に対する資材費のウエイトを下げる方向に目を向けてみてはいかがでしょうか?

当店では土壌分析(有料)も行っています。大切な圃場の健康診断をし、無駄な資材を削減されてはいかがでしょうか。

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